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Amazonの中古、実際にいくらで売れたかを調べる方法【2026年版】

公開

中古を仕入れるとき、いちばん知りたいのは「いくらで売れるか」です。ところが、Amazonの商品ページに出ているのは、いま出品されている値段だけです。その値段で実際に売れたのかどうかは、どこにも書かれていません。

この記事では、中古が実際にいくらで売れたかを調べる方法を、ひとつの商品で順に確かめます。

※数字はすべて2026年10月1日の表示です。

商品ページで分かるのは「出品されている値段」まで

例にするのは、キヤノンの一眼レフ「EOS Kiss X7 ボディー」(ASIN:B00BXVR6XE)です。発売から年数がたち、中古の出品がコンディションごとに並んでいる商品です。

区分いま出ている最安
ほぼ新品26,911円
非常に良い23,600円
良い22,480円
可18,000円

この4つは、出品している人が「この値段で売りたい」と付けた値段です。出品が1件か2件しかない区分では、その1人の値付けが、そのまま相場のように見えてしまいます。

知りたいのは、この値段で売れたのかどうかです。それは、別のところから読みます。

「売れた」は、ランキングとカートを重ねて読む

Amazonは、売れた個数や値段を公開していません。手がかりになるのは次の2つです。

  • 売れ筋ランキングの数字が小さくなった(順位が上がった)とき。ここで1個売れた可能性があります。
  • そのとき、カートを取っていた出品の値段とコンディション。売れるのは、多くの場合カートの出品です。

この2つを重ねると、「いつ、どの区分が、いくらで売れたらしいか」が見えてきます。この記事では、ランキングの数字が小さくなった回を「ドロップ」と呼びます。

ただし、これは推定です。ランキングが1回動いても、売れたのが1個とは限りません。新品と中古の両方にカートが出ていた時点では、どちらが売れたのかも分かりません。

Keepaで読む場合

自分で読むなら、Keepaを使います。流れはこうです。

  1. グラフを中古の区分の線だけにする
  2. 売れ筋ランキングと「Buy Box 中古」の線を重ねる
  3. ランキングがドロップした日を探す
  4. その日のカートの値段と区分を拾う
  5. 区分ごとに並べて、真ん中の値段を見る

気をつけることが2つあります。

  • Keepaの無料で使える範囲では、売れ筋ランキングの推移は表示されません。この読み方には有料版が要ります。
  • 商品を手に取るたびに、この5つを繰り返すことになります。

同じ商品を、区分ごとの実売で見ると

EOS Kiss X7 ボディーの直近90日を、この読み方で数えた結果です(セルマスで出した数字です)。

区分実際に売れた価格の中央値ドロップの回数いま出ている最安
ほぼ新品—0回26,911円
非常に良い—0回23,600円
良い19,800円49回22,480円
可—0回18,000円

90日のあいだに数えたドロップは49回で、すべて「良い」のカートが出ていた時点でした。うち1回は新品と中古の両方のカートが出ていた時点で、推定で振り分けています。

ここから読めることは2つです。

  • 「良い」は、いま出ている最安が22,480円ですが、実際に売れた価格の中央値は19,800円でした。差は2,680円です。出ている値段だけを見ると、売れる値段を高く見積もることになります。
  • 「ほぼ新品」と「非常に良い」は、この90日、その区分がカートを取っていた時点のドロップが0回でした。26,911円や23,600円で売れた記録は、ここからは読めません。

19,800円からAmazonの手数料を引くと(FBAの場合)、手元に残るのは17,422円です。仕入れ値は、この額と比べることになります。

3つの調べ方を並べると

方法分かること手間
Amazonの商品ページいま出ている値段すぐ見られる
Keepa(有料版)ランキングとカートから、売れた値段を読める商品ごとに手で拾う
セルマス区分ごとの売れた価格の中央値と、手数料を引いた額バーコードかASINを入れるだけ

セルマスは、この記事を書いている私(小川)が作って運営しているツールです。Keepaの記録をもとに、上の「ランキングとカートを重ねて読む」を自動でやっています。KeepaのAPIを正規の契約に基づいて使っているので、Keepaを別に契約する必要はありません(Keepaの提携・公認のサービスではありません)。

登録しなくても、1日1商品まで試せます。手元の商品で、いま出ている値段と、実際に売れた値段を並べてみてください。

登録なしで、1商品だけ見てみる →