使い方
はじめに
セルマスは、商品が実際に売れたときの価格を、コンディション別に出す道具です。
「買い」も「見送り」も出しません。点数も記号も出しません。出すのは観測された事実と、それを手取りに翻訳した額だけです。決めるのはあなたです。
このページでは、画面に出ている数字がそれぞれ何を意味しているかを説明します。
1. 商品を探す
3つの方法があります。
- バーコードをスキャンする(スマートフォンのカメラ)
- ASIN を入力する(B0 から始まる10桁)
- JAN コードを入力する(商品裏の13桁の数字)
見つからないときは、その商品が Amazon に登録されていないか、別の JAN で登録されていることがあります。
2. 実売中央値の読み方
2-1「実売」とは何を数えているか
Amazon には「いま出ている価格」は載っていますが、「実際にいくらで売れたか」はどこにも載っていません。
セルマスは、こう推定しています。
- カート価格の履歴(そのとき代表として表示されていた価格)
- ランキングの数字が小さくなった(順位が上がった)記録(=その時点で1つ売れた合図)
ドロップは、売れ筋ランキングの数字が小さくなった(順位が上がった)回です。Keepa の画面の『N ドロップ / 月』と同じものを数えています。セルマスはドロップ1回を売れた1回とみなしています(推定です)。
この2つを重ね、カートが実在していた時点のドロップだけを数えます。ドロップ1回を売れた1回とみなして、その時のカート価格を拾います。表の「ドロップ N回」はこの回数で、売れた個数ではありません。カートが出ていなかった時間帯のドロップは、価格を推定できないので数えません。
これは推定です。コンディションと配送方法は、出品の区分・配送方法の推定であって、売れた個体の確定条件ではありません。
2-2 コンディション別の表
新品/ほぼ新品/非常に良い/良い/可の5区分それぞれに、次の3つが並びます。
- 実売中央値:その区分で実際に売れたと推定した価格の、真ん中の値
- いま出ている最安:現在の出品のうち最も安い価格(売れた価格ではありません)
- 手取り:その行の売値から手数料を引いて、手元に残る額。売値は「実売中央値」か「いま出ている最安」のどちらかで、表の下にどちらを使ったかが出ます
同じ商品を前に見ていた場合は、これに「前回」の数字が同じ表の中に加わります(4. 前回のあなた)。
中央値を使っている理由:極端に高い1件や安い1件に、真ん中の値は引っ張られにくいためです。
2-3 ドロップが3回に満たないとき
ドロップが3回未満の区分では、中央値を出しません。回数だけを出します。
1回や2回では、たまたまその値で売れただけかもしれず、真ん中の値を出す意味がないためです。
期間タブ(90日/180日/365日/全期間)は、3回に届く最初の期間が自動で選ばれます。手で切り替えることもできます。この期間は、実売中央値・手取り・利益・グラフに効きます。
全期間まで広げてもドロップが3回に届かないコンディションは、その旨を書きます。数字で埋めることはしません。
2-4 期間の途中で相場が動いているとき
長い期間の中央値は、動く前と動いた後を混ぜた値になっています。相場が動いた気配があるときは、短い期間のタブに切り替えて確かめてください。
どこで動いたかを、セルマスが判定して知らせることはしません。期間を切り替えたときに中央値がどう変わるかを、ご自分で見比べてください。
2-5 グラフの点
90日と180日では、データのある日に点を打ちます。前後にデータのない孤立した1件も、点として見えます。
365日と全期間では点を打ちません。点が多すぎて線の形が読めなくなるためです。長い期間は流れを見るための窓、短い期間は1件ずつを見るための窓、と使い分けてください。
2-6 出さないときがあります
- 数えたドロップが3回に満たないときは、中央値を出しません。「ドロップ N回」とだけ表示します。
- ランキングの数字が小さくなった(順位が上がった)瞬間にカートの価格が取れなかったときは、その回を価格として数えません。
- 新品と中古の両方のカートが生きていたときは、安いほうの区分に数えます。同額のときは、どちらにも数えません。
- 新品と中古のどちらが売れたかは、Amazon が公開していないため分かりません。この回は、その時のカートの価格が安いほうの区分に数えています。表では、こうして数えた回を含むセルに「推定」の印を付けています。印を押すと、その区分のドロップのうち新品と中古の両方のカートが出ていた回の回数と、その時の新品カート・中古カートの価格の例が開きます。表の上の棒は、売れた回を、その時どのカートが出ていたか(新品カートだけ/中古カートだけ/両方のカート)で分けた回数です。どちらのカートも出ていなかった回は、売れた回に数えないので棒にも入りません。中古に数えた回が3回以上あり、そのうち中古カートだけが出ていた回が3回に満たない期間では、棒の下に、中古に数えた回の回数と、そのうち新品と中古の両方のカートが出ていた回の回数、中古カートだけが出ていた回の回数を並べた1行を出します。
- もう片方のコンディションについて、Keepa がまだカートの記録を持っていない時期の回も、どちらにも数えません。もう片方で売れたのか、記録がまだ無いだけなのかを決められないためです。そのコンディションで出品された記録そのものが無い商品(たとえば中古が一度も出ていない商品)は別で、その場合はそのまま数えます。
売れ方の欄の「月あたりのドロップ」と「90日で N回」は、その期間のドロップをすべて数えた回数です。表と棒の回数は、そのうち上の決まりで区分に数えたドロップだけなので、売れ方の欄より少ないことがあります。
3. 手取りの読み方
3-1「売れたら手元に残る額」
売れた価格ではなく、手数料を引いたあとの額を大きく出しています。
「内訳を見る」を開くと、こう分かれます。
- Amazon 販売手数料(カテゴリごとの率)
- FBA 配送代行手数料(サイズと重量で決まります)
- FBA 保管手数料(月額の目安)
3-2 手数料は実額です
手数料は Keepa が返す実額を使っています。カテゴリ別の目安ではありません。
実額が取れない商品では、概算になります。そのときは画面に「概算」と出ます。
ただし、本・CD・DVD など一部のカテゴリでは、Amazon 側にもう1種類の手数料が乗ることがあります。その分はこの画面に含まれていません。
3-3 利益計算
仕入れ値と販売価格を入れると、見込みの利益額が出ます。FBA と FBM は手数料が違うので、両方を並べて出します。どちらで出すかは選びません(検品してから決まるためです)。
ここに出る利益率は、あなたが入力した1件の中の計算です。他の商品と混ぜた平均や、市場全体の率ではありません。
4. 前回のあなた
同じ商品を前に見ていた場合、コンディション別の表に「前回」の数字が加わります。区分ごとに、次の3つです。
- 前回の実売中央値
- 前回のドロップの回数
- 今回との差(金額)
前回見た時点と今を、同じ区分・同じ期間で計算し直して並べています。前回の数字をそのまま保存しているのではなく、そのつど計算し直しています。
差は金額だけです。率は出しません。前回と今回は別の時点の値なので、その2つを割った数字は「どれだけ良くなったか」という評価になります。差額なら、起きたことをそのまま出せます。
前回の手取りと、前回の時点で出ていた最安は出しません。手数料には履歴がなく、出品の状況は「いま」のものだからです。
仕入れ 2026年7月29日 / 仕入れ額 ¥15,000 × 1個
あなたがその商品を仕入れたと記録していれば、商品名の下にそのときの金額が出ます。
記録が増えても、当たるようにはなりません。過去に売れた事実と、あなたが払った額が残るだけです。
5. 仕入れを記録する
仕入れのボタンを押すと、その商品を仕入れたことと、そのときの金額が残ります。
押せるようになる条件は2つです。
- 販売価格を入れる
- 仕入れ額を入れる
足りないときは、何を入れれば記録できるかが、ボタンの下に出ます。
記録すると、履歴の一覧に「仕入れ済み」の印が付きます。店頭で同じ商品に再会したとき、二度買うのを防げます。
同じ商品を何度でも記録できます。2回目以降は、別の仕入れとして並びます。ただし同じ日に同じ金額で押したときだけは、間違い防止のため止まります(個数で調整してください)。
売れたあとの記録はありません。セルマスは仕入れるまでの道具で、売上や在庫の管理はしません。
6. 履歴
検索した商品が、新しい順に並びます。仕入れたことのある商品には印が付きます。
7. 出品制限について
あなたがその商品を出品できるかどうかは、Amazon アカウントごとに異なります。セルマスの画面では判定できません。
Amazon セラーアプリのバーコードスキャンで、無料で確認できます。
8. お試しと料金
30日間の無料お試し(クレジットカード不要 / 1日20商品まで)
お試し終了後は 月額 4,980円(税込)
お試し中は、画面の上に残り日数と本日の残り件数が出ます。
9. データについて
セルマスは、Keepa の API を正規の契約に基づいて利用しています。取得したデータの再販売は行いません。ウェブサイトからのデータ収集(スクレイピング)は行っていません。